札幌から函館までは特急列車で最速およそ三時間半。
札幌駅乗車時には雪が舞っていましたが、函館駅に降り立つとやや強めの雨に変わっていました。駅前ロータリーから函館山を望むと、山頂付近はあいにくと鉛色の雲がかかっていて見えません。「これでは今夜はダメかな…」と、日頃の悪行が天に見放されたかとあきらめかけました。
投宿先のホテルでこの日の日没時間17時03分を確認し、「ダメ元でいいか…」と駅前から市電に乗り込みました。市電「十字街」駅下車後徒歩10分、山に向かって坂を上って函館山ロープウェイ山麓駅に着きます。
このときの時刻は16時10分、乗車を待つ人は私を含めて10人足らずでした。山頂駅までの運行間隔は10分間で、駅係員さんに改札を案内されてすぐに乗車できました。乗車後上方を見ると函館山山頂がハッキリ見えます。「これはひょっとすると…」と期待が膨らみました。
お陰様で函館山の女神に直前で救われ、日の入り30分前の市街地が望めました。
その後日の入り05分後の夜景がこれ。
日の入り後30分を経過すると。
撮影に使用したのはニコンのコンパクトカメラ、個人的には日没直後が一番キレイでした。ただし、この季節の強烈な寒風に耐える覚悟と服装が必須です。
なおご参考までに。
私が下山後の山麓駅には、ロープウェイ乗車を待つ人たちの長蛇の列。
そして駐車場は大型観光バスで埋め尽くされていました。