木材店が造る木の家 益子材木店

JR飯田線 中井侍駅  10時08分

date 2011.12.04

田本駅から上り普通列車で26分、中井侍駅に降りました。今回最初に訪ねた小和田駅とは県境を挟んで隣駅になります。長野県内を走る飯田線で最も県南に位置する駅です。

中井侍駅ホーム

ここもまったくの秘境…、と呼ばれる環境ではありません。ごらんのように駅の直上に民家が二軒あります。小和田駅寄りのホーム端から、この二軒の敷地に入る道が続きます。まさしく駅前徒歩0分の物件、お天気がいいこの日は軒先に洗濯物が干してありました。

二軒とも急な斜面に建つ家で、少なからず住宅建築に携わる者として「よくこの傾斜の土地に…、しかも駅の真上に…」と感心させられました。イヤしかし、もしかするとこの二件の民家が先で、家の土地を譲ってもらって駅は後からできたのかもしれません。

ホームから望む天竜川

反対側のホーム端には、狭いながらも駐車場がありました。どうやら私有地のようです、「無断駐車禁止」と書かれた小さな立て看板がありました。

そこから伸びる坂道を、駅を見下ろすことができるところまで上ります。すると写真下中央、民家の下に見える白い屋根が駅ホームにある待合室です。その下段々に茶畑が広がり、さらにそのはるか下方に天竜川が流れます。

駅の上から

ここより少し林道を歩くと、道沿いに平屋建ての廃屋がありました。玄関先にはまだ表札が掲げられてありますが、それでもかなり以前に手放された家と見えました。

下の写真が駅前の交差点。この三叉路をフェンスに沿って右下に下ると、二件ある民家の敷地脇を通って駅へのホームに通じます。
この二件の家人は、やはりこの駅を利用して通勤されるのでしょうか。もっとも地図で見る限り、県道まで出る距離を考えると列車を利用したほうが得策とも思えます。

駅前三叉路交差点

帰路の列車を待つ待合室のベンチには、駅ノートの脇に「ご自由にどうぞ」と書かれたゆずが置かれてありました。手に取ると、ゆずの香りが広がる待合室でした。

ご自由にどうぞ
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