秋田内陸縦貫鉄道　阿仁合（あにあい）駅

秋田内陸線阿仁合（あにあい）駅です。ここまで鷹ノ巣駅から70分。乗車してきた普通列車から、ホーム向かい側に停車していた「急行角館行き」に乗り継ぎます。

駅名表示の下、住所表記に「銀山」と読めます。かつてこの旧国鉄阿仁合線は、この地にあった鉱山で産出された鉱石搬出のために敷かれた路線と知りました。
大館市内の小坂鉱山跡と同様、当時木材と鉱山を抱えたこの駅は多くの人たちで賑わったことと思います。察するに、駅舎の近くでは銀が産出されたのでしょう。

急行列車と言っても乗車中に急行券（320円）の検札はありません。それでも車中でワゴン販売があり、同行者さんはお姉さんからプリンを購入しました。
この時期ならではの雪景と峡谷を望み、同じ線路を木材と鉱石を満載して走った貨物列車を想像しながら、終着角館駅までのどかな車窓が広がりました。

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