約七年前に弊店が手掛けた貫工法による土壁の居間に、諸般の事情により壁掛け型のエアコンを設置する依頼を受けました。
土壁に壁掛け型のエアコン…、つまり土壁に穴を開けることになります…。
1)電気屋さんが室内機の設置箇所に設置板を借り止めします。
2)室内機に接続するホースとケーブル類を屋外へ出すため、土壁に穴を開ける位置を決めます。
3)ドリルを使って慎重にゆっくりと土壁に穴を開けます。
4)借り止めした金属板を外して、大工さんが真壁柱と桁が平らになるよう下地板を取り付けます。
5)室内機を設置する金属板を取り付ける準備ができました。
6)下地板に金属板を取り付けます。
7)室内機を設置することができました。
8)電源用コンセントを設置するため、分電盤から梁桁の上にケーブルを這わせます。
当初の予想以上に土壁が堅く、お陰様でドリルを使って穴を空けた際に穴の周囲が崩れずに済みました。それにしても、エアコンの設置にこんなに緊張したのはこの場にいた誰もが初めてでした。
電気屋さんと大工さん、ご心労とご協力をありがとうございました。